食事指導

食事指導について

当施設では、栄養や食事に関するアドバイスを積極的に行い、
サルコペニアの予防をサポートしています。

食事指導について
  • 自社厨房で管理栄養士を配置し、バランスのとれた温かいお食事をご提供
  • お一人おひとりに合わせた固さや柔らかさも考慮
  • 食堂スペースにアイランドキッチンを設置

    ご飯やみそ汁など、温かいものを温かいままお召し上がりいただけるようにしています。温めることで、お食事の香りも楽しんでいただくことができます。

栄養の重要性

加齢に伴い食が細くなった、硬いものが食べづらいなど、一人ひとり食事に対しての課題が異なると思います。
年齢や体型などによって、必要な栄養バランスは異なるため、まずは必要なエネルギー・たんぱく質量をご提案させていただきます。

たんぱく質

筋肉はたんぱく質からできている!

食事で摂ったたんぱく質が足りないと、必須アミノ酸は体内で合成できないために筋たんぱく質量が減少し、筋肉が痩せます。筋肉は高齢になるほど生成する効率が悪くなります。高齢者は若者と同じ量のたんぱく質を摂っても、筋肉をつくる能力が低下しているため、同等の筋肉づくりができなくなります。そのため、高齢者は若い人に比べ、より多くのたんぱく質を摂取する必要があります。
摂取エネルギーが少ないと、身体は足りない分を補うために、筋たんぱく質を分解してエネルギーに代えてしまうので、たんぱく質だけでなく、カロリーも十分食事から摂らなければなりません。

食事中のたんぱく質は毎食30g
を目指す!

サルコペニア予防には1日3食として毎食25~30g(1日75g以上、できたら90g程度)のたんぱく質の摂取が必要とされています。一度に摂るよりも朝、昼、晩と、毎食ごとに十分なたんぱく質を摂ることが勧められています。

ビタミンD

ビタミンDは骨も筋肉も強くし、
転倒予防にも有効!

ビタミンDにはカルシウムの吸収を助ける以外にも「筋肉増強」作用が報告されています。
ビタミンDは筋肉の中でも、特にバランスを保つために必要な筋肉を強くするといわれ、最近では転倒リスクを下げることでも注目を浴びています。骨の強化だけでなく、筋肉の増強にも一役買っているのです!このビタミンDは紫外線(日光)をあびることで皮膚でも作られます。当施設は南向きで窓も大きく、より多くの太陽光を浴びれる設計にしてあります(これが「ひだまり」という名前の所以です)。ビタミンDで強い筋肉・骨をつくり、いつまでもご自身で歩けるようにしていきましょう。

乳製品

牛乳、ヨーグルト、チーズなど、日常の生活で食事に追加できる食品で、カルシウムとたんぱく質の摂取量が増加し、施設での転倒・骨折のリスクを減少させると報告されています。